津別ホーストレッキング研究会（sanae20020501)

Ｓａｎａｅさんの道東馬旅「春の巻」
２００２/５/１～３

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１日目
網走原生牧場

去年に北海道に初めて行って以来、４度目の道東。実は北海道は道東以外、他の場所にはまだ行ってなんです。一度行って良いと凝ってしまうタイプなもので．．さて１日目女満別までの飛行機の中で、同行のイツハさんと、「司馬さんと同じ飛行機だったりしてね？！」
なんて言っていたら本当に一緒でしたよ。しかも、なぜすぐわかったかと言うと、司馬さん、やる気満々のキュロット、チャップス姿！さて原生牧場の小西さんの出迎えを受け、私たちはレンタカーを借りまして原生牧場へ。私はこの女満別空港の周辺の景色が大好きです。何度か車をとめ、写真に収めました。時間があったら、この辺の四季移り変わりや夕日を撮ってみたい、と思いました。

原生牧場乗馬受付事務室（貨車）のなか
馬方、2001第２回エンデュランス全国大会
出場の山口さん（遠軽）も顔をだしました

原生牧場では、海岸にて長い駆け足や、湖に入ったり、牧場の中の山を駈けたり。馬を何頭か乗り換えて、色々勉強になりました。小西さんは面白いし、馬は安全だし。楽しかったです。小西さんや学生さんに見送られ、原生牧場を後にして司馬さんを乗せ、今日の宿、網走セントラルホテルへ。前回の旅でもこのホテルを使って良かったので、またこちらへ。旅の宿のわりにはシティーホテル過ぎる気がするかな？と思うのは私だけのようで、イツハさんはすっかりお気に入り。夕食は３人ですぐ近くの町へ繰り出し、「和助」にて馬談義に花が咲きました。網走の町は食事処以外は早めに店を閉めるので、要注意です。この日の外乗で、すっかり身体がこり始めてしまい、明日も明後日も、馬に乗ることを考えると、ここでほぐしておかねば、帰ってからの筋肉痛が恐ろしい、と思いホテルでマッサージを頼みました。年配の女性のマッサージ師さんでしたが、触っただけで私とイツハさんの職業をぴったり当てました。さすがプロですね。職業によって触るだけでわかるそうですよ。とても上手で、すっかり身体がほぐれ、心地よい眠りにつけました。このホテルは朝食もおいしく、上手なマッサージ師もいるし、ホテルはきれいだし、イツハさん一押しです。お嬢？様の原生牧場編

２日目
津別ホーストレッキング研究会

Ｓａｎａｅさん　　イツハさん
昨年生まれた子馬たちと

２日目は、いよいよ、津別。お天気もよく、外乗日和。まずは、アラブの子馬、Kimちゃんにご挨拶。全然怖がらず、犬のようにツーショットで写真をパチリ。かわい～い！！ Kimちゃんのお顔はアラブ特有の、「しゃくれ顔」。いつはさんと２人で、「しゃくれてるよ～！」と関心してしまいました。１本目の外乗は私は花子、いつはさんはポッキー。馬方、司馬さん、エンデュランス経験者のY氏、いつはさん、私。アラブ母さんジャスミンと、Kimも一緒に出発。 Kimは馬方の乗るお母さんの後を一生懸命ついて行って、とにかくかわいいのです。まだ小さい身体でちゃんとついてきてます。そして、やっぱり道産子はいいですよ！！私にはサイズがぴったりだし、小さな身体でたくましい。山外乗はまだ初心者のいつはさんも、しばらく行くと、すっかりなれたようでポッキーはとても安心、と感心していました。

蝦夷紫ツツジのあたりでしょうか

後を撮ってる司馬の前にはキム

アラブのジャスミンは、速足の様子が素敵ですね。やっぱりアラブです！ Kimはこうやって自然にトレーニングをするそうです。小さい時から鍛えていれば、将来有望ですね。疲れて歩けなくなると、お母さんの前に立ちはだかって「歩けないよ～」と教えるのだそうですよ。でも、この日はちゃんと最後まで付いてきました。牧場近くのチミケップ川を渡り、急な坂を駆け上りこのコースはなかなか良いコースでした。まず、１本目はマイルドでした。帰ってきて、雪豚のBBQ。これは美味！この後も馬に乗るのに、ビールを頂き、エンデュランスのメイクストーリーやら取材に関する裏話やらで、大変盛り上がりました。そうそう、この日はメンバーの尾迫さん（第２回つべつエンデュランス大会４０km優勝）のNHKの取材がありました。かなり長くかかっていたようしたが、出来はどうだったのでしょうね？！

白樺林は絵になりますね

白樺の道を進むと草地にでます

そして２本目は、私はマゼッタ、いつはさんは、きり。マゼッタは津別一の馬だと聞いて、私に乗り切れるのか、ちょっと不安でした。外乗へ出る前に事務所で談話中、聴診器があったので、自分の心泊数を聞いてみると１２０近くあり、普通８０くらいと聞いて、びっくりしました。何故？！馬たちもちゃんと計りました。さて、出て見ると、最初の速足からびっくり。何故？って、マゼッタのパワーがものすごい！跳ね上げられるは、駆け足の出だしのパワーがすごいはで。さすが津別１の馬だと思いました。道産子とは違う．．．外車、というか．．．そう、何かに似ていると思ったら、「ハーレーダビットソン」以前、ハーレーのタンデムシートに乗ったとき、しっかりとつかまってないと、落とされるくらいのパワーがあったのを覚えていますが、しかも、このバイクは信号のある都会で乗るもんではない、と思いましたが、ほんとにそんな感じでしたよ。エンデュランスでは速足が重要とのことで、上り下りのある山道での速足の継続は馬場でしか乗っていない私たちには、慣れるまでハードでした。

草地を爆走して頂上へ

２本目は駆け足も沢山入って、カーブもあって、結構走りました。そして、草地へ！！司馬さんは先回りしてビデオをスタンバイ。３頭で競争です。マゼッタは一番早い。との言葉に、走られすぎても困ると思い馬方の馬の後につけましたが、途中でおさえていた手綱をちょっと許すと、マゼッタは「遅すぎる！」と言わんばかりに馬方の馬をあっという間に抜き去り、一番に頂上へ着きました。ここの景色は最高ですね！！パノラマで景色は見えるし、なんと言ってもこの草原がなんともいえませんね。まるで、外乗用のコースに作ったようです。（ほんとは、ここは牧草地なんだそうです）そして、樹齢１２００年の「ミズナラ」を見学しました。ここも急な坂道に立っているので、馬で駆け上がります。帰りは速足を少し続けながら下りました。牧場へ帰ってから、心拍数を計り、マゼッタはさすがに４４まで下がっていてなんと、私も行く前よりも、心拍数が下がっていて１０２。何故？と思えば、やっぱり行く前は緊張していたのでしょうね。または、馬に乗ることで気持ちが落ち着く、今流行の「アニマルセラピー」効果でしょうか！？とにかく、津別では楽しいおしゃべりや、たくましい馬達に乗れて大満足でした！！

牧場前のチミケップ川　Ｓａｎａｅさん

木にひっかかってる　イツハさん

キムも続きます　急な斜面を登り牧場へ

その晩の宿泊は、フォレスター。フォレスターに行く手前に鹿が道路の真ん中に３頭ほど。クラクション鳴らしても、逃げません．．．ここの道は夜はスピードを出すと鹿がいるので危険です。注意。露天風呂最高でした。乗馬に温泉は欠かせません。そーいえば、今回私落ちたのですよ。でも、馬でなく、トラックの運転席からです。津別の会長さんのトラックを借りて運転して、降りる時にコロン、と落ちました。会長さんに「馬から落ちずにトラックから落ちてるよ」と笑われました。でも、トラックでよかった．．．。

３日目
クッチャロ湖から釧路川源流下り＆鶴居どさんこ牧場

３日目は午前中は釧路川でカヌー。午後は鶴居のどさんこ牧場でのんびりと外乗。ここは初心者でも乗せて山に入っていきます。そこまでおとなしい、どさんこには感心です。３日目はのんびりコースで正解でした。釧路空港より、羽田へ。楽しい旅が終わり、またすぐにでも道東に行きたいです。あー、夏休みまで、あと約３か月ですが、また行けるよう仕事に励みます。稼がないと旅費が作れませんからねぇ。お仕事があるだけでもありがたいと思わなくては。

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