津別ホーストレッキング研究会 司馬羊羹
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暑中お見舞い  平野・南石・渡辺(司馬)のあれもこれも旅  南石さんからの面白写真集

コロラドのカウボーイ 2012年 
2012年 秋のキャトルドライブ
南石記 【2012年11月 UP】

【↓】僕の行ってるEsty Ranchの昔の「鉄道への積み込み風景」を絵に描いたものです。
有名な決闘があったときOK牧場のコラール(Corral)は未だ柵だけでしたが、普通、コラールには(鉄道あるいはトラック輸送のため)積込口につながる斜めのタラップが付いています。 下の絵でも右の後方にコラールの積み込み台(タラップ)が見えます。
【↓】Esty Ranchコラール(ハイウェイ脇)です。 トラック輸送前に生後5ー6カ月の子牛だけを手前に囲ったところです。後方の囲いには子牛と分けられた親牛たちがイライラしています。
【↓】家畜専用トレーラは、中が2-3段に、頭数に合わせて仕切りもできるようになっています。
【↓】中に入れたり出したりするのも苦労があり、孔から木の棒などでつついたりです。

南石さんにコラールについて聞きました。
コラール(corral)というものですが、 その広さはいろいろでしょうが「柵で仕切った家畜の囲い」ですね。 映画「OK牧場の決闘」のOK牧場ですが入口に「OK CORRA」Lという看板があったと記憶しています。 ドクターミラーがアメリカ人は牧場(ランチ、Ranch)という言葉にあこがれて、 やたら、なんにでも、・・・ランチという名前を付けると言っています。 コラールという言葉は牧場(ランチ)という意味でも使われますか?
南石さんからの答えです。
OKコラールをOK牧場と訳したのは当たりだったですね。 OK牧場の決闘でいう牧場とは、仇の方が居た所(建物など全てを含んで牧場)で、 仇討ちの現場はコラールですから、正確に言うと違いますが、 大きい西部のイメージをだすのにはOK牧場と訳して正解でした。
コロラドなどで見かけるランチ(牧場)の門構えです。 ランチャー(Rancher) ということばもあり、牧場主をはじめ牧場業をさすようです。 牧場(ランチ)というのは、家畜(牛、馬、豚)だけ、牧草だけ、両方ともやってるところとなります。

エスティー・ランチ(ESTY RANCH)は競走馬用などに高地での牧草(Hay)栽培と肉牛生産をやっています。 西部開拓時代からの歴史と中堅の牧場の様子は是非、ホームページ、 estyranch.comをクリックして見てください。


キャトルドライブ
次の写真は2012年10月のもので、山から道路脇のコラールまで下した牛達を牧場に連れて帰る仕事です。 例年、道路部分は専用トレーラーでピストン輸送していたのですが、今年はカウボーイ達が 約200頭を18km先の牧場まで歩かせて帰ることになりました。

県道並みのハイウエーでは交通量も心配な為に、昔流の路上の牛追いは避けてきたのですが、 トレーラーへの積み込み、ピストン輸送は人手と時間もかかる上に、牛達にもストレスを かけているということから、今年、何十年ぶりかに試みたものです。

先頭と最後尾に車をつけて、他の車に突っ込まれないよう、追突されないようにと 昔に比べると余計な手間も必要ですが、生後6か月の子牛達も親牛から無理に 切り離される(トレーラーでは親子別々輸送)こともなく、約2時間強で完走(?)しました。

途中には他の牧場も幾つかあり、その中にいる種牛達は数キロ先から近づいてくる 雌牛達を嗅ぎ付けて柵越しに誘惑するために、牛追いの列は大渋滞ですが、ここは カウボーイ達の腕の見せどころです。

牧場に入れてからは、フェンス(ゲート)を上手に使って子牛達を仕分け(カッティング) ワクチン注射の作業となります。
(↓)先導車
(↓)最後尾の車
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