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第5回全日本エンデュランス馬術大会
秋季北海道エンデュランス馬術大会
2004年9月25−26日

いつも賑やかな津別のライダーとクルーです。他の写真はこちら

今大会に出場した人馬
・ 60km:北出&ポッキー、平林&ハツ、西村&奈奈
・ 80km:鶴沢&スズ
・120km:尾迫&キリ、佐藤&ヒメ、木本&ナオミ

●馬方記
キリ&尾迫は5位、時間は9:39:56。1位は8:49:38、2位は8:49:39と鼻の差でした。 ナオミ&木本とヒメ&佐藤は手をつないでゴールし完走です。時間は14:12:43、心泊も42と48。そして馬体検査はオールAでした。スズ&鶴沢が2レグで棄権致しました。奈々&西村と北出&ポッキーが完走し、ハツ&平林が1レグ終 了で跛行を取られ失権です。

鹿追での120kmは結構厳しいコースです。 トップの馬が8:49:38で5位のキリとは50分差です。 ここ迄がトップクラスでしょうか!! この5位の中に入るアラブを輸入してくる人が増えるでしょう。 2006年のアジア大会には7位迄が対象となるでしょう。 津別の関係では何と言ってもキリの活躍ですね!! 5位ですが常に上位を走る馬に付いて行き、速歩を維持して完走致しました。 24日の夜、簡易パドックに入れておいたところ、ナオミに蹴られて跛行寸前でした。 患部を氷で冷やしての参加です。

今回は練習量もかなり増えてスタミナは充分でした。 ライダーとの息も合っていたように思います。 ナオミ、ヒメの完走はライダーと馬の協力に尽きます。 ナオミは1週間前から食欲が旺盛で飼いの量を倍に致しました。 そのスタミナが全部競技会に出たのでしょう。 それとお天気が涼しいのが良かった!! 80キロのスズは調子が良かっただけにライダーの棄権が残念でした。 60キロは奈々、ポッキーの2頭が完走致しました。

奈々は1レグの30キロ過ぎにやっと水を飲み、2レグは4キロ付近から頻繁に水を 飲んでいました。 2レグで合計7回くらい水を飲み、前回倒した原因もこのあたりにあったと思われます。 ポッキーは今回は一度心拍を下げ(74)それから再度速い常歩で心拍を上げて、 更に沈静運動に入りました。この方法は春の大会でナオミに行いました。 ハツの失権は本当に残念でした。 Hさんは疲れていたので速歩の早さを維持出来ませんでした。 側対歩の小さな歩様から大きな斜対歩に移行する時の足の動きを跛行と取られました。 ハッキリ言って上位のアラブは強いです。コースに慣れたら7時間台で走るでしょう。 今のところ、このアラブと競争出来るのは増井さんのマーティス、サツキ、キリくらいでしょうか?

●夏の終わりはナオミと共に【Ukotan記】 後編
全日本大会、お疲れ様でした。 雑ぱくではあるがukotanなりに振り返ってみる。 1日めは前夜からの小雨が降り続き、肌寒く、道産子たちに有利な条件。 完走が目標のukotanは、同じく完走目標の70sを背負ったヒメと一緒に 先頭集団から約五分遅れて出発。

春の鹿追大会での同じ轍は踏むまいと、こまめに地図を確認することをナオミに誓う。 大会コースは、1日めの80qは春とほぼ同じだったが、コース上のリボンを増やす、 進入禁止の表示が強化されているなど改良が見られた。 また給水ポイントも増やされ、ライダー用の冷え冷えの飲み物やゼリーが用意されて おり、人馬共にリフレッシュできた。特に、ライディングパークの走路上にも1カ所 給水ポイントがあり、ゴール前にだめ押しの給水ができるようになっていた。 勝負がかかっている場合はともかくとして、常足で心拍を整えながらゴールに 向かっている人馬にとっては非常にありがたかった。(ナオミは毎回ここでたっぷり 水を飲んだ)

今回は2日間を通して6度の獣医検査をパスしなければならない。 (1日め出走前、1レグ後、2レグ後、2日め出走前、3レグ後、ゴール後) ナオミは夏負けで飼いの喰いが落ち、後肢に不安を抱えての長丁場。 絶対に無理はさせないと思いつつも、しかし完走だけが目標というのもukotan としては味気ないので、心密かに「すべての獣医検査をオールAで通過する」 という目標をたてていた。

1レグは慎重に五時間弱を使う。ゴール後心拍46、オールA。まだまだ始まったばかり。 2レグめ。前夜の激しい雨の足跡、いたるところぬかるみだらけ。釧路の湿原って こんな感じ? とヒメママに訊く。小雨が降り続き、馬たちはさほど疲れていない。 ライダーはゼッケンびしょぬれ、ウェア蒸れ蒸れ、チャップスドロドロでちと辛い。 ゴール前数qの地点。ペースを落とそうかどうしようかと逡巡していると、 急にナオミの前進気勢が旺盛になる。すぐにも駈歩になろうとする。ゴールが近い せいかなと思ったのだが、いうほどゴールは近くない。近くに馬もいないし。 なんでかな...とあれこれ考えてみる。あ……!!!

春の鹿追大会で、ukotanは道に迷って時間が足りなくなり、ここいらあたりで力を 振り絞って疲れたナオミを追ったのだ。その後ずっとオーバーペースで走らせた。 ナオミはそれを覚えていたのだった。不覚にもukotanは馬上でひっそり泣いてしまった。 ゴール後、心拍44、オールA。 二日め、前日の曇天はどこへやら、秋の空と呼ぶには少々暑い。が、幸い風がある。 前日の着順にスタート時刻が決定されるが、1位から1時間以上ひらいている人馬は 7時30分に一斉スタート。午前7時に60qの人馬がスタートするので、クルーは 大忙し!

8時。みるみる気温が上がり、浦河の悪夢が脳裏をかすめる。急げ急げ、少しでも 距離を稼いで、後でたっぷり休ませよう。がんばれナオミ、がんばれヒメ! しかしほんとにヒメはよくがんばるなぁ。ヒメママはウェイト覚悟のど根性参加なので、 頻繁に下馬する。愛だな〜。3レグ終了。オールAゲット。 10時44分、4レグスタート。あ〜、こんなに暑くなっては皮膚つまみで ひっかかってしまうかもしれない。とにかく給水と白いカリントウ、燃料補給。 給水ポイントではとにかく冷やしまくる。

ゴール前の長い長い直線(計6q?)をひたすら忍の一字で走る。暑い、日陰がない。 けれどさすがにジリジリとした真夏の太陽ではない。ゴール前の牧草地で休憩。 腸音対策にたっぷり青草補給。 励まし合い、助け合い、一度はやってみたかった手をつないでのゴール。 最終心拍42、オールA。

ヒメママ&ヒメ、おめでとうございます。ひたむきなヒメとそれに応えるヒメママに 胸打たれました。キリ&Oさん、おめでとうございます。蹴ってごめんね。(^^; ポッキー&うめ吉さん、
おめでとうございます。リンゴ、ありがとう。ナナ&馬方さんおめでとうございます。
祝!ナナ、完全復活。Tさん、Hさん、この次がありますよ(^^)

暑い夏のあいだ、根気よくトレーニングしてくれた実習生の皆さん、ありがとうございました。 また、今回は特にたくさんのクルーに助けていただきました。 今までに何度もお世話になっている方々、初めてお会いしたにもかかわらず、 お名前を伺う機会がなかった方々、はるばるネィティブビレッジから駆けつけて くださったM氏、この場を借りて、改めてお礼申し上げます。本当にありがとう ございました。今回の完走証は私の宝物です。
それからナオミ、素晴らしい夏をありがとう。...後編へ続く。

おめでとう。【馬方記】
完走おめでとう!! 2002年迄は鹿追はかんたんかんたんでした。
今の鹿追は難しいです!!イーさんと早く走りたいですね!!

物語【Sanae記】
すでに全日本から1週間。 あっという間の1週間ですが、出場した人たちからしたら 大会の様子が鮮明に思い出されるのではないでしょうか。 色々な方々の話を聞くと、それぞれの思いを背負っての大会だったように 感じます。 そして競技が始まり、人それぞれのドラマが生まれて、また新たに色々な思いが できたように思います。 馬との競技って、思いがけない事が起こる事が感動でもあり、 予想外でびっくり、ガックリするもあり、で 本当に色々あって面白いのと、考えさせられるスポーツだと思います。 皆さんのお話を聞き、大会に参加できずも、心動かされ感動した 全日本でした。 P.S. Ukotanさん、 この物語、電車の中で読んで泣けました。朝っぱらから(笑)

●感動褪めやらぬうちに一言【睦月記】
キリはえらい!すごい! スタート前日に不慮の事故で肢を負傷したもののよく完走してくれた。 ついでに5位入賞まで果たした。 今大会で一番嬉しかったのは獣医師団長さんが最後の歩様検査終了後、「よくもたせたね」と言ってくれたこと。 涙がちょちょきれた。キリありがとう!!! それから今回応援に大勢のクルーが来てくれて本当に助かりました。 クルーの皆さん、どうもありがとうございました。 あ、一言じゃなくなっちゃった。(^^;

●全日本を終えて【Sami記】
今年も全日本を何とか終えて、1年って早いものだなあと感じています。 エンデュランス歴も2001年シーズンスタートより4年、毎年全日本に参加 し、幸運にも今回4回目の完走で、全日本選手権最多参加、最多完走となって います。これは、自分にとっての喜びでもありますが、トレーニングとケアを してくれたスタッフへの感謝を形として果たせたことと、エンデュランスに おいては、自覚不足ですが、実績から見れば経験豊富と言われてもしょうが なく、大きなアクシデント以外は高いレベルでの完走を求められていたこと、 それに十分な馬の仕上がり状態にあったことを思えば、終わってほっとした というところが、正直な感想です。だんだん地味な感想になって、感動が 薄いって言われそうですけど。

今回は、負担重量を課せられての初めての競技に、よく見知った 馬と言っても、 僕自身今まであまり騎乗する機会の無かった馬で、今回トレーニングで数回 乗った程度の状態で出るのは、AU以外では今まで無かったことで、神経質で 入れ込むところのある馬に、不安を感じつつ、かなり慎重になりましたし。 そういえば、この馬はダフームのお母さんなので、親子で仲良く全日本 選手権完走は、初めてですね。いやー良かった良かった。 さて北海道では、残すところ津別大会ですが、また準備に伺いますので よろしくお願いします。小淵沢のJCにも行くつもりで考えていますので、 そちらでお会いする方がいれば、よろしく。

花子一族【谷記】
花子(秀美桜)とダフームは親子で、花子はスナイパー(ハンサムハンター)とも親子(スナイパーはダフームの弟)。さらに自分の乗ったゆきとハイジ(クララ)はダフームの子なので3世代5頭で全日本完走ですね。全日本完走20頭の4分の1は花子の血統。こりゃ名馬の血統?

Re: 全日本を終えて【馬方記】
サミーさん、お疲れ様でした。 そろそろ自分で調教した自馬で出る頃合なのでは?
10/23及び24の
津別大会の手伝いをお願い致しますね!!今のところ40kmに8頭、
80kmに2頭の申込です。

●二言あり???【うめ吉】
うめ吉さん、全日本大会を前に『
勝っても負けても二言なし...』と言ってましたが・・・(^^;
> 鹿追大会。ポッキ−リベンジ60キロ。あとがない。今回はりんご作戦で完走目指します。

遅ればせながら全日本大会の二言です。
まずは、THANKS TO クルー12人+α+おまけ。 宗さん:さすが頼りになります。 マゼッタパパ:助かります&ムードメーカー哲也さん:大会スタッフご苦労様。 YUさん+エディ:ベテランクルーすばらしい手際。 YUさんFRIEND:飛び入り助っ人、ありがとう。 睦月FRIENDman:男手は助かりました。 睦月FRIENDwoman:一生懸命の2日間キビキビすばらしい。 ゆっか:仕事終わって深夜の移動でお疲れのところありがとう。 未知歩:信頼おける完璧なクルーです。2分での馬装はさすが! 晃:早朝からありがとう!次はライダーですね。 弘子:急病をこらえてのお手伝い涙ものです。 きーこ(かみさん):写真係と冷静な目でポッキーへの対応どうも。 柚歩(+α):ぱぱと叫んでいたけど返事もせずごめんちゃ、でもホッ。そして7人馬。
今日までの練習の80%くらいの力での走りきれました。りんご作戦も思ったより食べてはくれなかったが、途中の給水してくれたためまずはOK。しかし駈足は使い方に注意が必要です。心拍が下がりにくいため、引き馬に強弱をつけて行い、少しずつ心拍を下げる。
2〜3分後にはため息をつき、いい感じではあるが、結局馬体検査では60でギリ、もう一度は54(なぜだポッキー)。それでも馬体の障害も克服し、40`の壁は越えることができました。今年春から乗ってきて一番いい状態だったと思ってます。これもポッキーパパのおかげです。ありがとうございます。

今回はゴール検査合格後、やったーと叫びたかったが・・津別のエースホース、スズ&ハツの失権はどうしてもショック。 ハツは馬方&うめ吉でサポートしていればと思ったが、甘かった。 (追)来シーズンのエンデュランス、うめ吉は休養宣言しようかな?と思っています。
誰かポッキーのバトン受け取って〜。

ペース!【谷】
>しかし駈足は使い方に注意が必要です。

同感です!馬の疲れは距離ではなく、ペースの方が影響大と感じています。ダーッと駆足して、その後ペースを落とすのと、速歩でイーブンペースを維持するのでは、走行時間が同じでも、疲労度が全然違います。これは距離が伸びれば延びるほど顕著に感じられると思います。 距離が長くなればなるほど、いかに馬を抑えるかが(特に前半)大事だと思います。 なので、梅吉さん、休養なんて言ってないで頑張ってトレーニングして80を目指しましょう!