Sanaeさんの道東馬旅「雪の巻」
そのA

2002/12/21〜23

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馬方に送っていただきまして、今日のお宿は北見の東急インホテル。 東急インはパック旅行のセレクトホテルのリストにも結構載っているんですよ。 お安いパックで利用しても良いですね。そしてHPを見るとかなりお安い宿泊プラン料金もあります。 フロントには「ミント」の香りが。そう、北見は「ハッカ」が名産なんですよね。 そして夕食は町へ繰り出しました。ちょうどクリスマス、忘年会時期で 夜遅くても結構人が。でも、かなりの厚着で帽子までかぶって、 そして雪道におぼつかない足取りは私たちだけ。(笑)

三四郎のタラバガニ
網走でカニなら いさばや(五十集屋)もお薦めです。

お店は、事前に絞り込んでいて、新鮮な魚を置いている処、ということで「三四郎」に。 結構大きな居酒屋で、何と言っても、ゆでの「たらばかに」が大きい! 後でマスターに聞いたところ、今日は特別良い品が入ったとか。 その他お魚類を食べ大満足! 帰ってからはマッサージをお願いし、今日の筋肉痛をほぐしてもらいました。 私といつはさんのお決まりです。(笑) 東急インのお勧めは朝食。バイキングですが 「北見産豆腐」など、「北見産」と書かれた食がいくつもあります。 そして美味しいのです。 翌朝も馬方さんのお迎えで牧場へ。
なんでもござれ・・・ポッキー


2日目は、まず「馬そり」です!! お相手はポッキー。そして、イーさんの登場です。
昔、実際使っていたというの「胴輪」?のような物をポッキーにつけ そりをつなぎます。
後ろに乗るはテロリストではありません

Sanaeさん  イツハさん

山道の入り口まで歩いてゆき、山道で乗り始めますが、私達が「乗った」と思ったとたんに 発車(橇)!してしまい、その急な動きに私達はそりの中で転がり、 なんとうーぱさんは、そりの後ろの板を壊し、後ろに落ちました。(笑) すぐに止まりましたが、何が起こったのかわからず、後ろを振り返ると うーぱさんが転がってましたよ。(笑)


うーぱさん  イツハさん

イーさんの手綱の元、ポッキーが気持ちよく鈴を「シャンシャンシャン」と鳴らし 速足で走ります。 交代で手綱を取らせてもらい、走りましたよ。 崖がわに寄ったりフラフラしたりして、イーさんもちょっと心配そうでしたが 意外とできるもんですねぇ。 牧場の放牧地で駆け足をイーさんにしてもらい、ポッキーが蹴った粉雪が 顔に積もります。 それにしても、ポッキー偉い!出来た馬です。 昔は、このように馬に橇を引かせ、山に入り、伐採した木を積んで降りてきたそうです。 今は子供達にしか乗せたことがなく、「大人は初めて」だとか。(笑) でも、充分に大人でも楽しめますよ!ぜひ!


そして、2鞍目は山の上の草地まで。 私のお相手はどさんこの「鈴」。 またもや心地よい速足、駆け足で良い感じです。 さすが鈴は100キロ完走馬、走りが安定しているのと 呼吸にあまり乱れがありません。 何箇所か凍って足元が悪いところは、選ばせると、自分で除け、歩きやすい所を選びます。 さすがどさんこですねぇ。私はどさんこのこういうところが、好きなところです。. 前に走るは「なおみ」。なおみが駆け足の時に蹴る雪が もろに、顔にあたり、前を向いて走れない〜。(笑)

しかも、倒れている木がいくつかあり、避けるのが難しく 気がつくと、顔に直撃!後で考えれば頭を下げればよいものの とっさに頭が働かないんですよねぇ。じゃー、馬を止めればいいのにぃ。(笑) 血まで出なかったものの、擦り傷が出来ました。

そんなこんなで、草地に到着〜! すごい!誰も通っていない雪だらけの場所。広いです!眺めがさいこー! まずは馬方さんがカメラを持って上のほうへ。 後ろから見ていると、ただぴっろいところで1人馬を走らせこれは絵になります。 そして、ヨーイドン!!



思ったよりも雪が多く爆走までは行きませんでしたが、力強く馬たちは走ります。
いや〜、本当に気持ちよかったです!!

てっぺんに到着

そして帰り道。下り速足にもだいぶ慣れました。 始めは雪上外乗は寒いと思いきや、軽速足をやっていると体が温まります。 厚手の手袋をしていると、手に汗をかくくらい。 駆け足は人間には楽だけど、馬にとっては雪の中、ラッセルのように走り、 かなり大変なので、速足のほうが良いのでしょう。 帰ってきたら、馬たちも汗をたくさんかいていて、よくがんばりました。 ありがとう! 馬橇にしても、乗っても、ほんとに馬たちはたくましい。 サボることなく、真面目に走る馬達に頭が下がります。
ゆっくりめの昼食は草牛のお肉で鉄板焼き。 草だけで育てた牛のお肉だそうで、お肉が引き締まっておいしいのです。 ご馳走、ビールで満喫し、そろそろ出発の時間です。 会長、イーさん、その他のメンバーさんにお礼をいい、馬方さんに北見駅に送っていただきます。

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『司馬記』
お肉の味...むろん個人の好みでしょうが、お肉の味について。いつ頃のことだったか?あるテレビ番組で「牛・豚・鶏どれが一番美味しいか?」というのがありました。まず街頭で「牛・豚・鶏を好きな順に答えてください。」という質問をします。回答の圧倒的多数は牛が1位でした。2位、3位が豚か鶏か忘れました。m(_._)m では、なぜ牛を1位にしたか?という質問をしてみると、「牛は値段が高く高級なイメージだし・・・」と答える人の多いこと。むろん何を1位にしようが何を好もうが個人の自由ですが、牛を1位にした理由には、「値段が高い、だから高級、美味しい!...はず...」という先入観もあるような気もします。

さて、そこで実際に牛・豚・鶏を食べ比べてみての答えは、やはり牛が1位。2位3位は忘れました。m(_._)m そこで、何の肉を食べているか分からないように目隠しをして実験しました。結果の順位は忘れましたが、各肉を美味しいと答えた人の数にかなりの変化がありました。つまり見た目で先入観を持っていたということになります。

次は(肉を焼くことによって出る)匂いも分からなくなるように鼻に栓をして食べ比べてみました。結果は何と、鶏肉が1位でした。2位はたしか豚、3位が牛だったと。1位だった牛が最下位になってしまいました。まあ、匂いも食を楽しむ要素の一つでありますが、この(肉の焼ける=脂の焼ける)匂いという要素は除いて、舌で感ずる味だけで美味しさを判断すると順位が変わってしまったわけです。

私自身は、牛・豚・鶏のどれが一番好きかと言われれば、んーん、それぞれ好きですねぇ。鶏はかなり好きですが、水っぽいブロイラーはやっぱりイマイチですねぇ。質ということを言えば、鶏でも豚でも牛でも同じでしょうが。牛肉に関して、わたしの好みを言えば、いわゆる霜降りの高級牛肉よりも、噛めば噛むほど味のある、そーゆー牛肉が好きです。最近は、輸入牛肉はむろん、国産でも、手間をかかて霜降りにし付加価値を高めた牛肉とは別に、むしろ健康志向を意識した(脂を付けない)赤身の肉も出回っています。しかし、いわゆる飼料(トウモロコシなどの穀類かな)を食べさせていないケンちゃん草牛を食べてみて、その味わい深さの違いに驚きました。ケンちゃん草牛、食べさせて〜! (Shiba Yohcan 記)

『司馬記』
ハッカといえば、合成品ができるまで北見は世界的に有名なハッカの産地。当時はハッカでけっこう潤ったようで、私が北見に居た当時はすでに昔のようではなかったそうですが、それでもその名残か?人口に対する飲み屋の数は日本一と聞いたような。(^^; さてハッカの用途ですが、食品に添加される以外にも色々あって、私のお気に入りは正に純粋な使い方「ハッカ油」です。(油と書いてもむろんいわゆる油ではありません。ミントの成分を抽出したものです。)口紅ほどの大きさのビンに入って¥1000ほどです。香水のようにシュッシュッと吹きかけます。私の場合、混んだ電車に乗り”人いきれ”でム〜〜っとする時など首のあたりにシュシュッと吹きかけます。これはほんと爽やかでいーですよ。観光地のお土産屋、空港売店などには必ずあります。通勤電車に乗らねばならぬあなたにはお薦めです。
お嬢?様4名は屈斜路は砂湯のお土産屋 にてお買い求めでした。(^^;  (Shiba Yohcan 記)

『司馬記』
カニといえば越前蟹、上海蟹『これはいわゆるモクズ蟹と同じ種類のものでしょうね。日本でも獲れるところでは獲れますね・・・獲って食べました。小さいですが、毛蟹の味を濃厚にしたようで大変おいしいカニです。』もありますが、なんと言っても北海道でしょう。カニ食べ放題を目玉にした道外からのツアーもたくさん(あった?)ようですが。2003/1/15のNHK『クローズアップ現代』で北海道のカニ事情を取り上げておりました。内容は北海道に出回っているカニにはロシア船の密漁によるものもかなり含まれいるとのこと。(ロシア政府による漁獲割り当て総量は4万トン台だが実際には7万トン台とか)ロシア船の多くは北海道の各港で陸揚していたが、ロシア政府の取り締まり強化に呼応して日本でも陸揚げを拒否するようになり、道内のカニ流通量が激減しているとのこと。しかしながら密漁そのものはなくならず、その売り先が日本から韓国へ移っただけ。さらに漁場から道内各地の水揚げ港までなら2日だったものが、韓国の場合、東側の港でも、搬送用母船方式など工夫をしても、一週間はかかり、その間に死んで捨てられてしまうカニも少なくないとか。(Shiba Yohcan 記)

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