RYO子のクイーンズランド・チャンピオンシップ160km |
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今まで何度かオーストラリアでのエンデュランスを経験しているRYO子さんですが、
2003/8/16、クイーンズランド州のチャンピオンシップ160kmに出場しました。
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無事、帰ってきました。
結果から報告させていただきます。
Ryo:第2レグ跛行失権
Sami:第2レグ心拍下がらず失権。完走率44%
HR(心拍数)に関しては第1レグは50を超えたら失権。
第2レグ以降はは56以上失権だったような。(うろ覚えごめんなさい)
なので、日本の64という数字は
オーストラリアのエンデュランスでは出てこない数字です。
Samiさんは、一緒に走ったピーターさんが優勝していました。
最初3人馬で走り、1人馬が第1レグで失権。
で、第2レグでSamiさんが失権となったようです。
レースではピーターに「一緒について来いっ!!!」といわれたとのこと。
一緒に走っていて、かなりの凄いスピードだったので、
これは優勝をねらっているな、とすぐわかったとのことです。
ちなみにSamiさん日本なら合格していた心拍でした。
そのほかの詳細は帰国後お聞きくださいませ。
私の乗った馬は他の人の純アラブ馬とは違い
50%アラブ、50%サラブのアングロアラブでした。
そのため、一番大きい馬で、跨ぐのが一苦労。
ですが、トムキルティーなども完走したいい馬でした。
初日の練習では抑えるのに一苦労でしたが、
3日間の練習で折り合いがつき当日が楽しみでした。
Bobチームはボブとボブの孫娘、
そしていずれも160kmは初めての日本人4人の組み合わせ。
最終的にボブと日本人1名が完走。
第2レグ以降1人ずつ失権していく形になり、
最終レースでは3人馬が出走。
そして、一人の日本人選手が失権。
当日は最悪のコンディションで、レース直前より雨が降り始め、
レース終了まで小降りから土砂降りまでほとんど止むことのない天気でした。
先日の浦河の天気と同じような感じと思っていただければ分るかと思います。
場所によって滑ったり、ぬかるんだり、大変でした。
夜中の2時におおよそ50頭の人馬がスタート。
第1レグ:40km
第2レグ:38km
第3レグ:34km
第4レグ:28km
第5レグ:20km/160km
先日のイギリスでもそうですが、世界的に5レグ式に変わっているようです。
コースは重複コースで、日本のように番号はなく、
赤・黒・青・緑・茶と色分けされた矢印と道を間違えそうな場所は、
黄色い大きなランプが設置されていました。
レース前にレースのプログラムを渡されますが、
地図は日本のような詳細なものではなく、
マーカーでおおよそのライン取りを示したものだけ。
第1レグは時折目前の馬さえも
うすぼんやりとしか見えないほどの霧の中を速歩で進んだり、
正直私の場合、ボブが誘導してくれないと迷ったでしょう。
晴れた日のレースであれば美しい星明りで楽しいナイトライドだったとのことです。
第2レグはアップダウンの激しいコースで、その傾斜もキツイものでした。
日本ではない傾斜ですし、かなり長さもあります。
けれどもオーストラリアならではの赤土とユーカリとパインツリーのコースは
なかなか素敵なコースでした。
実際見聞できたのはここまでですが、全部見てきた人によると、
それぞれ特徴のあるコースで、石の多い足場とか、
バランスよく配置されてたようです。
今回思いがけず早い時期に失権で、
これで終わり?と自分でもびっくりしました。
馬の体調は良かったし(第2レグ終了時オールA)
自分の体調も良かった。
それだけに余計不思議な感じです。
ですが、せめて未知の世界の101km以上を体験したかったです。
何しろ、天候が最初から最後まで雨が降り続けてたので、
初めてのレースとしては過酷だったねといわれました。
結局馬の脚に小さな傷ができたようで、
それが跛行の原因かもしれないとのことでした。
次の日は元気なったので、心配ないといわれほっとしています。
でも、多くのことを学びました。
馬のレベルの高さ。
コースの厳しさ。
世界レベルの獣医検査。
日本ならあの跛行は見過ごされたかも。
3人の獣医の投票により、失権になりました。
日本でも同じですが、
小さな注意の積み重ねが結果に結びつくこと。
また注意を払っても、運に左右されること。
だけれども、実力もまた結果に反映されること。
足場もなるべくいいところに行こうと、
先頭のボブの蹄跡をたどって行きましたが、それでも、駄目だった。
一緒に行ったメンバーに「失権こそエンデュランス」という言葉をもらいました。
実はこの失権こそが一番今回のレースで学んだことかもしれません。
失権直後はそれなりにしょげましたが、あまりの不完全燃焼すぎたのか、
ほとんど落ち込んでません。
そのうちリベンジ目指します。(笑)
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