馬方の旅(山梨編) (2003年2月) |
まず最初、2002年12月25日〜12月28日 「ネイティブ・ビレッジ」を始め「紅葉台木曽馬牧場」、「ノースランド・ライディ ング・クラブ」、「ペンション・フリースペース」等を訪れ、山梨のエンデュランス事情を聞かせて頂き ました。 その中で、「ネイティブ・ビレッジ」の外乗環境と飼養環境が馬方の馬に一番合ってい ましたので、オーナーの宗形さんとの話し合いで馬方の馬を借りて頂く事となりました。
利用の中心は「エンデュランス競技」での活用とトレーニングです。 一番の悩みは、コース作りです。 なにせ広い富士山の中腹にコースを作るわけですから、迷っても困るわけでして、 さりとて標識を立てるわけにも行かず・・・・・。 宗形さんと半日をかけてコースの下見をいたしましたが、20キロから30キロのコースは出 来そうでした。 「ネイティブ・ビレッジ」は、標高1,100mの所に位置し、コースの一番高いところは、標 高1,500mの位置にあります。
そもそもエンデュランスを走る馬達は心拍数及び呼吸数を正常に戻す時間が短いの です。それに加えて1,500mの所での走行による心臓、肺の機能向上が見られれば津別のよう な標高100mから650mの所での走行は容易になるでしょう。 これらは、人間のマラソンでも実証済みであります。 そんな経緯を経て2月の初めから牧場のバラ線張り、コースの整備を急ピッチで行い馬 方の馬の受け入れ体制を作って頂きました。
さて、2003年2月18日午後2時に津別を発ちました。 馬は、ヒメ、ハツ、オリーブ、ラディッシュの4頭。 走ったコースは津別→足寄→池田→浦幌→広尾(豊似)→浦河→苫小牧→函館(車 中泊)→フェリーで青森→(国道7号線)大館→能代→秋田市→本荘→酒田→鶴岡→村上 →新発田→豊浦(1泊)→長岡→直江津→長野→松本→小淵沢→甲府→上九一色村 →(峠越え)→本栖湖(ここでエンジンが変!!)→ガリバー王国入り口(エンジン停止) →2トン車に引かれて、そろりそろりと2キロほど、20日午後5時、ネイティブ・ビレッジにやっと到着でした。
馬たちは新潟で一休みをしたのでいたって健康でした。 途中(19日の鶴岡付近)でラディッシュが一番前であったので疲れて寝てしまいました。 然しそのすぐ後に慌てて起きてロープに足を取られ叉ひっくり返りました。 今度は、しばらく起きられないので・・・・ 仕方なく登坂板を降ろし、1頭1頭すべて降ろし、また1頭1頭と馬の入れ替えです。 当初、ラディッシュ、オリーブ、ハツ、ヒメ の順で積みましたが、オリーブ、ハツ、ヒメ、 ラデイッシュの順に積み替えました。 ラディッシュは斜に向いて立てるように広く場所とってあげました。 又、寝た時の後遺症で万が一再度寝てしまっても良いように広い場所を確保しました。 輸送時に気を付けた事は、餌を食べさせながら走る事と8時間毎に水を与える事 です。又、今回は輸送時に真横になる事は結構疲れる事が分りました。・・・おわり・・・
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司馬記 2/22(土)週末です。むろん私はクラブへ。馬方&大ちゃん(馬方.Jr)がネイティブへ来ているというわけで、家に帰らずネイティブへ行く予定。たまたま、かつて私がお馬を習っていたMさんが来ていたので「一緒にNVへ行く?」・・「行く行く」というわけで一緒に行きました。宗形氏とM氏、若かりし頃、お馬が好きで同じようなことをしておった。で、昔話と言ってはナンだが話が合ったようである。(^^; 夜もふけました。屋根裏部屋で・・・おやすみなさい。 NV到着時、あたりは大いにモヤっていた。あいにく翌日も僅かに小雨で霧は晴れず。(-.-) Sanaeさん/Kazueさん 到着。天気はイマイチというかけっこう冷えるが富士の裾野の外乗へ。Sanaeさん:オリーブ、Kazueさん:ハツ、馬方:ヒメ、司馬:ラディッシュ、宗形氏、ネイティブの会員2名の7人馬で出発。山道は雪と氷でツルリツルリとけっこうすべる。この時期、ネイティブの馬たちは外乗へ出ることもめずらしいのであろう、スルリすってんと大いに転び、イヤイヤしてましたが、津別の馬たちは慣れたもの、歩幅を狭くして上手に歩きます。何度か鹿にも遭遇したようだが司馬は見逃した。(-.-) このあたりにも日本カモシカがいるそうである。時期としてはちと早過ぎ、雪道を長〜いお散歩となりました。あー寒かったぁ。でも雪景色もいいものである。新緑の頃はすばらしいでしょう。いかがですか? ネイティブの谷さんより(喫茶室 3/28) 先月からネイティブで西村さんの馬を4頭預かって毎日トレーニングと コース開拓に励んでいます。 牧場から2合目までの高低差550m・60kmのコースを開拓しました。 直線ダートあり、森林あり、藪こぎあり、断崖ありのかなりおもしろい コースで、特に最高点ではド迫力の富士山、駿河湾が眺望でき、雲は自 分より低いところを流れていきます。 トレーニング環境も整ってきたので、みなさん是非立ち寄ってください。 |