♪ 馬方の関東馬旅 ♪

2002年2月23日(土)〜27日(水)

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2/24(日)午後6時『紅葉台木曽馬牧場』到着
エルドラドを出発、京葉道路、首都高速、東名高速をとおり御殿場インターを出ます。東富士五湖道をとおり河口湖で一般道へ。通い慣れた道です。(^_^)日もとっぷり暮れて木曾馬到着。 菊地さんと「乗用馬の改良方針」、「巴組の全国デビュー」などなど 多彩な話題で夜遅く迄話しました。昨夜に引き続き、あやうく明日になりかける頃、車で5分ほど本日のお宿『ゆ〜えん』(TEL 0555-83-2689)へ。お安いお部屋は¥3000/素泊、我々は¥5200/素泊のお部屋です。露天風呂はなかなかけっこう。

    馬方 司馬 スタッフ漆澤さん
外乗(平地コース)へ。昨年、漆澤さんと木曾馬牧場の馬達は映画:伊能忠敬に出演しました。台詞はナシね。(^^;
       ボス菊地さん  馬方
馬方、菊地さんに和弓を習うの図です。一射目はおっと〜 二射目はぶじ的へ。和鞍和鐙を装鞍して頂き俄か武者に。

2/25(月)快晴 午前9時『紅葉台木曽馬牧場』到着
早速外乗に出かけます。 ここの外乗は「のんびりコ-ス」と「駆歩コース」の二通り です。 私達は「駆歩コース」を希望致しましたが・・・ シバレが弛んで駆歩をだすと泥が顔・服・ズボンそして 司馬さんのビデオに迄飛び跳ねました。 コースは良いのですが、時期が悪かったですね。 帰りには「のんびりコース」の一部も行って見ましたが、なか なか眺めの良い所でした。 お昼は、漆原さん、巴組のお嬢さん?達と、菊地さん手製の”肉うどん”をいただき腹いっぱい。 さて午後の部は、弓の練習と和鐙の騎乗練習です。 「和鐙の騎乗練習」は骨で座らず肉で座ると言った難しい座り 方で『流鏑馬』の弓を射るそうです。 なかなか出来そうで出来ない乗り方です。 又、和鐙の三種の乗り方の手ほどきを頂き感銘を受けた次第です。 何れの乗り方も戦国の武将が戦いで勝ち抜くための乗り方であり、 レジャーな乗り方ではありません。

「のんびりコース」は牧場を出て山道をのんびり登ります。 終着は西湖、精進湖、本栖湖が見える三湖台。南向正面に富士山、北向足下に西湖。パラグライダーが飛び出します。帰りは途中までちょっと違った山道を通り、お客さんの経験に合わせて軽いキャンターなどいたします。 写真は友人ノンベのO氏一家と私と我が妻(1993年10月)

平地コース(大井松田RCの馬友と2002早春 平地コース 右:元スタッフの吉川さん

平地コースは県道の下をくぐるトンネル(頭すれすれ)を通って樹海(死ぬな!もう一度よく考えなさい!の看板が)を抜けます。富士山を右に見たり左に見たり農道を林道を駆けます。吉川さんは牧場の元スタッフ。現在は神奈川県真鶴の レストラン・サドルバックのサドルバック牧場で馬方をしています。

菊地さんは千葉県佐倉の出身、木曾馬牧場を開設して13年とのこと。時の経つのは早いもの、司馬が初めて牧場を訪ねたのは10年も前になります。色々と教えていただいております。m(_._)mさて、菊地さんのライフワークの一つ「和種系乗用馬の改良」ということについて、聞きかじり読みかじりをちょっと。馬の利用目的には大雑把に言って、乗用、馬車(荷車)引き、駄載、農耕があると思います。最近は和種馬の保存および(乗用馬としての)活用が盛んになりつつあるようですが、菊地さんは、乗用馬としての役割を終えてしまって100年あまり経過した現状の和種馬をただ保存あるいはそのまま(乗用馬として)使うのではなく、乗用馬として活躍していた頃の優れた馬、乗用馬と言ってもその目的に合った性質(特質)を有する馬ということを目指しているのではないでしょうか。どーでしょーか?菊地さん。(^^;

2002/2/18 朝日新聞
ウエスタン、ブリティッシュではないジャパニーズがあってしかるべきということで、流鏑馬や巴組にも力を入れています。ブッシュ大統領来日時、明治神宮で流鏑馬が行われましたが駆けたのは木曾馬牧場の馬達です。流鏑馬にはやっぱ和種でしょー。

完成度の高い乗用和種に乗せて頂きました。キャンターも軽やかでした。 巴組1999小淵沢サマーホースショー
2002は更に力強く美しく完成度高く。

さて小淵沢へ移動の前に木曾馬牧場から南へ車15分ほどのネイティブビレッジに寄りました。富士山の麓、南西に広がる斜面を見下ろす高台にあります。馬場に雪はありませんでしたが、外乗コースは雪の下ということで、馬を見せていただき、お話をうかがって出発。新緑の頃にでも行きたいものです。さて、本栖湖、精進湖を通過し、峠を超えると甲府盆地に入ります。甲府南インターから中央高速へ入り小淵沢へ。

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