辺?な二人の道東アウトドアの旅

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5月2日(水)

早朝、目を覚ます。燃え尽きかけていたストーブに薪を補充し、そのまま起床。
まず外を見る。青空が広がっている。(^_^) 昨夜使った食器類を洗う。水切りを用意するように!
今日はチミケップでキャンプの予定であったが、夜の冷え込みがきついので中止するようにとの勧告。
まだまだ屋外の夜はマイナスである。屋内とはいえ昨夜の経験もあり、素直にご忠告に従うこととする。

ここは眺めがよい


熊笹の中を駆け上る


木立のなかを快調に進む


山を越えて一休み ウィスキーをちょびっと


TY氏の背中には釣り竿が
里へ下りてきましたが人家はなし


牧草地の広がる道から杉木立の中へ
馬達を繋いで ここでお昼ということに 


馬達の昼ご飯は熊笹です
TY氏足を踏まれる 以後気をつけるように


お湯を沸かしてコーヒー
我らのお昼はソーセージにオニギリ


さて針を付けようと、ちょっと手元が・・・


川下へ移動し釣り上ってきたTY氏


司馬も釣糸を垂れるが・・残念でしたっ


さて竿を担いでチミケップへ出発


チミケップ到着 だ〜れもいません
TY氏はフライを試すものの ここではボートで沖に出ないと


ごくろうさんでした 馬達にはサドルバッグに入れて持ってきたアッペンなどをあげます


チミケップ湖畔をのんびりとチミケップホテルへ。ホテル前の林に馬を繋ぎ、ホテルでコーヒー。
今日はここで終了。会長が運んでくる馬運車で牧場へ戻る予定だが、なかなか連絡がとれない。
というのも、牧場辺りは携帯電話の圏外なのだ。そんじゃぼちぼちともー少し進んで再度連絡し
ようということに。と、向こうから来る車から人が降りてきた。「北海道うまの道ネット」の後藤さん
何やら用があって探していたとのこと。今井さんが同乗して牧場へ戻り馬運車で戻ることになる。
牧場に戻り、後藤さんも交えいろいろとお話など。日も傾き、TY氏は料理担当、司馬は西村さん
と裏山へ行者ニンニクを採りに。夜も更け牧場の面々は帰宅。後藤さんは明日標茶へ行くという
ことで我々と牧場泊。後藤さんの馬談義など聞き、今夜燃やす薪を運び込み、おやすみなさい。

5月1日〜2日、網走は最高気温が2.1度、2.9度という寒さだったとか。
真茶白・Xさんは、ノーネームランチでワイルド外乗をしてきました。
◆真茶白・Xの外乗レポート◆

5月3日(木)

同じく夜中に何度か目を覚まし薪をくべ早朝起床。食器を洗い、朝食の準備。後藤さんと3人。
後藤さんは標茶へ出発。(^_^)/~・・・と、30分ほどすると、忘れ物をしたと戻ってきた。やれやれ。
今朝は曇り空。西村さんと我々、3人で出発。TY氏も3日目、だいぶ慣れてきて快調に走ります。
山から開けたところへ。おきまりの競争をする草原の頂上へ出てきました。天気も回復し一望す。
一服し、草原の下へ行って頂上へ向かって競争。草原を下り、かなり駈歩を交えて牧場へ戻る。

草原の頂上で一休み


樹齢1200年のミズナラ


午後は、西村さんのガイドで釣りとなった。ついに15cmほどの岩魚、司馬、TY氏、各2匹ゲット。
夕方牧場へ戻り、西村さんに網走の番屋まで送ってもらう。いやはや、お世話になりました。m(_._)m
番屋のなかを見た西村さん、うーん、これはいい。ほんとに外見からは分からない。いいんです。

釧網線「鱒浦駅」近く。244号から線路を超えて海岸に出る。番屋から波打ち際まで数十メートル。
一見普通のモルタル塗り人家であるが・・一歩中へ入ると、なんとなんと快適空間が広がっていた。
フロアーは板敷き、壁は全面ログハウス風仕上げで、中央には1mx2mの囲炉裏が切ってある。
20人はオッケーという具合。ガス、水道、トイレ、シャワー、大小鍋釜、調味料、食器類、寝具も完備。
途中仕入れた食材でTY氏が調理にかかる。司馬は囲炉裏に火を熾し岩魚をじっくり焼き始める。
道内産の炭は太く火持ちがよく暖かい。ストーブは消してしまった。ビールで乾杯。至福の時である。
M氏がやってきた。2時間以上かけてじっくり焼いた岩魚を肴に再度乾杯。明日の予定に釣り談義。
明日は早朝5時出発。薪と違って太い炭のおかげで部屋はポカポカ、囲炉裏の横で朝までぐっすり。

5月4日(金)

快晴である。M氏の車で出発。今日はまずダム湖へ虹鱒狙いである。ルアーはスプーン。各自開始。
なかなかヒットしない。(-.-) そーこーするうちにTY氏にヒット! 20cmほどの山女であった。司馬も
俄然やる気をだしてルアーを投げ込む。おおヒット!魚は足元まで寄ってきた、が、ここでさいなら〜。
以後、当たりがないので湖の反対側へ移動し、縁を釣り進むが反応なし。T氏はどんどん先へ進む。
T氏が戻ってきて、向こうで大型がライズしている、というのでそちらへ移動。ルアーに反応しないので、
餌に変えてトライ。さっそく司馬がゲット。やはり20cmの山女、続いてTY氏、T氏も同じく山女ゲット!
軽く昼飯をすませる。ダム湖をあきらめ、オショロコマを狙って移動する。何本か試すが反応な〜し。
最後の川、それはそれは美しい、それにポイントだらけ、どこを釣っても釣れるという川ではあったが、
やはり水温が低いようである。魚は岩陰から出てこない。そんじゃ露天風呂でも入って帰りましょうと。
車を飛ばし裏摩周の養老牛温泉へ。残雪あり、目の前は小さな流れ、湯壷は5〜6人も入れば一杯。
帰りがけ、ここをちょっと試してみようということに。小さな砂防堰の落ち込みで、小型のオショロコマと
山女をゲット。網走に戻り、食料の買出しをして番屋へ。早速、魚をカラ揚げにすべくさばき、津別産の
行者ニンニクでジンギスカン、まずはビールで乾杯。9時過ぎM氏をまじえて再度乾杯。
明日はちょっと遅めで・・それでも6時出発ということに。おやすみなさい。

5月5日(土)

曇りがち。今日は昨日オショロコマ、山女が釣れた川を再度試すことに。車もまだ走っていない早朝。
一般道路、近くの牧草地に、蝦夷鹿が3〜4頭。砂防堰の前後を歩くが釣果なし。さっさと移動する。
2ヶ所試すが釣果なし。やはり、時期、水温が低いのでしょうね〜。(-.-) 必ず釣れる場所なんだが。
魚は釣れなんだが蝦夷山椒魚の卵を発見。めったに見ることはできません。これは大きな収穫です。
さて最後の川。数日前、T氏が息子と40cmの虹鱒(実物見ました・・でかい!)を上げた川である。
ここは里の川。1kmほど毎に小さな砂防ダムがある。その落ち込みを移動しながら釣り上っていく。
最初の落ち込みから、山女、岩魚、15cm位までが釣れる。ダムを10ヶ所ほども釣り上ったろうか。
2人で40匹も釣ったか。里の川である。いわゆる渓流というよりもクリークのような春の小川である。
さて引き上げようか。日も西に傾いた頃、網走の広い畑の中の道を帰路へ。種蒔きを待つひろ〜い
畑の中を西日を浴びながら1匹の北キツネが足跡を残しながらヒョッヒョッヒョッ・・と歩いておりました。
T氏に教わりながら山ワサも堀りました。近くの農家にバンバ馬(でかい!):2頭、子馬:1頭を発見。
おばあさんがペットとして飼っているとか。んーん、さすが北海道!T氏が、山ワサビ、行者ニンニク、
そして本日の釣果を上手に梱包してくれた。帰りの時間も近づき、T氏に女満別空港へ送ってもらう。

というわけで、道東の旅も終了。翌日早速、山女のカラ揚げを作る。好評でした。
山ワサビ、妻さんは、わー懐かしい、と喜んだ。香り高く美味ですぞ。
行者大蒜、さっと湯がいて醤油漬けに。こちらも好評でした。

おわり

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