[津別ホーストレッキング研究会]

タイランドからの便り
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微笑の国タイ王国でお馬に乗っているMr.N は今年(2003)で在タイ11年になる36歳。2000年秋以来ぼちぼちとお話しています。彼の乗馬クラブはちと珍しい「タイ国陸軍近衛兵第十一師団」のなかにあります。3年が経過。さぞや腕を上げたことでしょう。(^_^)
司馬記(2003/12/29)

バンコクから車で2時間 カオヤイのランチ。
2000年11月(本人は右側)
乗馬クラブ(王室警備隊)で部班練習中。
2001年2月(左先頭)馬はロンナジャイ。

2003年12月24日
こちら相変わらず、ばたばたしておりますが元気で馬やってます。 先日、バンコクから南へ2時間ほどのところにあるフアヒンビーチで乗ってきました。 馬はタイの馬というか(雑種)で、少し小柄ですが、 リゾートビーチで乗るにはちょうどいい感じの馬です。時間は8時くらいですか、 ホテルで朝食を済ませて、そのまま海岸へ出ると馬引きのおじさんが・・・。
30分700円くらいで、目いっぱい駆けまわることができます。

貸し馬屋のおじさんの説明を・・・ 12月だというのに半袖Tシャツ

きれいな浜辺ですね。

2003年12月28日
今年ももうわずか。今年最後(?)のレッスン日。クラブライフの写真を送ってもらいました。

王室警備隊のシンボル 王室警備隊乗馬クラブ

クラブハウス 厩舎

センセのバイク センセ

上官の写真 王室警備隊の看板

レッスン前の馬場 もーじき始まります

タイ人の友人 ニンジンを売っている軍人の奥さん

アユタヤSL列車の旅(2000年12月)
Mr.N、子供の頃から鉄道マニアだったようです。 12月5日、国王誕生日の特別イベント列車のSLに乗って アユタヤ鉄道の旅をレポートしてくれました。

さて、明日は国王誕生日。 昨日は前祝で首相府前で軍隊、警察による1000人の祝賀パレード。 それで、この軍隊パレードの最終列を飾ったのが、件の騎兵隊(タイ国陸軍近衛兵第十一師団)なのでした。 あいにくテレビでしか見れなかったのですが、参列した馬は全部で151頭でした。 国王近衛兵騎馬隊の礼服を着て蒼々たる行進でしたが、最後尾の馬列の一頭が隣の馬 に蹴りを入れてました(^^;;。見ていてあせりましたねぇ、だって国王のいる壇 上まであと100メートルくらいでしたから・・・騎乗してた兵隊さん、今ごろ銃殺されてるかなぁ。。。

それで明日は休みです。 タイ鉄道記念日でもある明日は、バンコクからアユタヤまでSL特別列車に乗ること にしました。 第二次世界大戦後に日本から譲渡されたC62がイベント列車としてアユタヤまで走 ります。 在タイ8年にして今回始めてチケットをゲットして、生まれて初めてのSL体験で す。楽しみです。 そそ、アユタヤでまた川エビ食べてきます。

バンコク駅。お目当てのSLが入ってきました。
***SLとご対面***
最初は鉄道に全く興味を示さなかった嫁ですが、(というのもタイの鉄道の地位は低 い)特に嫌がりもせず、「鉄ちゃん」の旦那を持った妻の定めと諦めか、さらに強引 に前の会社のクリエィターのニンさん(仲良し)まで引っ張ってきました。だって、 切符安かったんですよ〜(1コンパートメント4人分で320バーツ(一人往復80 バーツ=200円ちょっと!!!) バンコク駅発8時の乗車に間に合わすため、目覚ましを4つかけて、万全の準備で駅 に向かいました。早めに駅についたので余裕だなぁ〜なんて思ってましたが、なんと 重連の蒸気機関車は既に客車に連結済み・・・ありゃぁ、蒸気出てないよ〜。およ よ〜タイにしてはやることが早すぎるんやないの?まぁ、終点のアユタヤで撮ろう・ ・・

タイには日本のようなSL時代のターンテーブルが無いので、現存する20台のSL の中から、よく動く、調子のいいのを2台選んで(これも面白い表現かな−車内放送 で言ってました)、進行方向アユタヤに向かっては1950年日立製のC62(タイ では953号)、さらにバンコクに向かってはカワサキ製のC58かな?(ひょっと して両方デゴイチだったかも?車軸4輪あったような) とにかくすごい迫力、流石に燃料は石炭ではなく石油のようでした。

のとちゃん(私)は、デジカメと一眼レフをフル回転。 まさにガキの頃にもどって、鉄道小僧と化したのであります。 ”汽笛一声”、ガチャン!、と一瞬、よししゅっぱ〜つ!と思いきや全く動かない。 最後尾の客車の連結部が故障したみたい・・あらら、やっぱりタイなんだなぁ、こ ういうところ。 でも懸命の修理で無事出発!ガチャン!そして一呼吸置いてすべるように走り出した のです。

アユタヤに到着です。
そんな旦那をよそに、うちの奥さんはおしゃべりばかり。アユタヤまでは時速50 キロの汽車では2時間はゆうにかかる。市内を抜けるまでは平均時速20キロかな、 自転車より遅い。でも街道では、人々がSLの汽笛と蒸気と黒煙にびっくりして立ち止まって、しばし、
ぼぉ〜っと眺めているのがとても印象的でした。バンコクの人も年に3回しか走らな いSLが、今日、目の前に現れたので、さぞかし驚いたことでしょう。なんか感動のシー ンでした。

アユタヤはバンコクの北、150キロ程度のところなのですが、線路はひたすら真っ 直ぐ・・・ ロングレールを轢いているので継ぎ目の音も控えめで、ちょっとこれじゃぁ、鉄ちゃ んには殺生やない?日本なら野を越え山を越え〜♪みたいな情緒があるけど、ありゃ りゃ、直線じゃぁねぇ! ま、いいか黒煙は充分に吸ったし、見渡す限り平坦な大地に田んぼばかり・・・もう 終点アユタヤについてもいいぞぉ。 妻もおしゃべりに飽きた頃、ようやく汽車はへばるようにアユタヤ終点へ到着。 日本人ファミリーがどどぉっと、大型観光バスに乗り込むのをよそ目に、われら地元 優先何でも出たとこ勝負してやるけんね的3人組は反対方向へ。
アユタヤ名物トゥクトゥクの運転手と交渉を始めたのでありました。

***美味しいアユタヤ***
そういうわけで、アユタヤへは車でドライブによく来る所ですが、今回は鉄道な んですねぇ。 到着はタイ鉄道にしては珍しくON TIMEから30分しか遅れず、11時!  ちょうどお腹が空き始めるころ!!! んで、駅の周りに群がるトゥクトゥクの運ちゃんに「一日チャーター!!」と貸し切 りの交渉。 たいてい日本人観光客ならバンコクからのツアーで、バンとか大型観光バスで来るの が普通なんですが、鉄道で来る貧乏旅行者(俺達のことか)も多いようで、やっぱり 一日チャーターだと2000バーツ(約6000円)ぼられるそうです。が!ここは さすがタイ人の妻とその友人に任せて、ただ一言で500バーツに決定!そのまま、 いつもは車でしか行かない美味しい川沿いのレストランへ急行したので〜す。


身重の奥様 2001年3月 第1子(拓馬くん)誕生。

アユタヤで、トゥクトゥクをチャーターしたのも初めてだったので結構みんなでは しゃいでました。写真に写ってる運ちゃんは、後で聞いたのですが、なんと超遺跡マ ニアだったんですが、いきなり、「なじみのレストランへ行け〜」なんて言ったもん だからちょっと拍子抜け状態だったかな。

ここのレストラン、川沿いに何店かある中で一番まとまった味で、しかも安い! 最近ではジャンク船まで用意して、日に2回チャオプラヤ河をクルーズして近くの遺 跡なんかを船上から眺めることができるんですね。ここは船に乗ってオーダーもでき るし、レストランで食べても値段は一緒。クルーズつけたら一人80バーツ追加、そ れだけ!だから安い!

チャオプラヤ河をクルーズしながら・・・・

クン・メー・ナーム・ヤイ=大河手長海老

ここで必ず注文するのはやっぱり・・・そう、「クン・メー・ナーム・ヤイ=大河手 長海老」に尽きますね。季節によって値段が変わるこのエビは、この季節、乾季のため 今回ちょっと高め・・・それでも一匹300バーツ(約900円)か・・・価値あり! 一人一匹ずつ平らげて、トムヤムスープのココナッツ身入りをおいしくすすって、 さぁ、これからどこいこか・・・

トムヤムスープのココナッツ身入り

***お寺参り***
タイの友人と遊びに行くと必ず、このお寺参りがついて回ります。 まぁ、信心深い仏教徒なので、ついつい私も仏教徒になるわけで・・・ 遺跡といえども現在でも立派な寺院として名高いお寺を2−3箇所回って仏のご加護 を! この辺ではもう、さっきのレストランで飲んだシンハビールが回ってきてくたくた・ ・・写真も少ない。


最後は遺跡の中庭で寝そべって、四方山話に明け暮れて駅に戻ったのが5時半。 ちょうどバンコクへ戻るSL機関車がスイッチバックを行うところ、ここはひたす ら鉄道小僧に戻ってシャッター押し捲り!! 来るとき一緒だったほかの座席のタイ人たちもみんな戻ってきて、さぁ帰るぞぉ! 汽笛を何度も鳴らしながら、終点バンコク駅へ進入する大きなSL・・・ 国王誕生日を祝うキャンドルが線路わきを埋め尽くし、キラキラのイルミネーション が妙にマッチしながら、なが〜い一日が終わりました。 日焼けと黒煙で顔は真っ黒・・・ これが唯一の土産になった。 よかった。おいしかった。

2001年5月(毎年5月に乗馬クラブでファミリーデイを開催するそうです)
こちは既に雨季に入る準備なのか日中はからりと晴れたバンコク日和ですが、 夕方くらいになると、にわかに曇ってスコールとなります。 暑い日差しをクールダウンしてくれる、この一時はなかなか南国しています。

このファミリーデイ、午前中はなんと第三課目と100cmの障碍の競技会となってました。 馬場の方へは我々の部班の女性が出てましたが、踏歩間違い、コース間違いで超緊張 してたみたいです。やっぱり一人で乗るとなるとあ〜なってしまうものですか・・・ 昼間はダラダラ皆で酒飲んでダラダラ・・・一旦帰宅して夕方から拓馬君のデ ビューと思いきや、ここでスコール・・・もう奥さん止めようよ!っという静止も聞かず連れて行きました。

タナポン君

5時からの駈歩パン食い競争とか、紅白旗盗り合戦は既に終了してしまって、出そび れた私でしたが、皆雨でどろどろの馬場でこれまたドロドロ・・・出なくて良かった か。 夜はダラダラの縁日パーティー・・・一昔前の日本の夜店を思わせるような出店が沢 山出て、 タイの演歌歌手がステージで歌ってました。拓くんもなんか興奮気味でしたが、楽し んでたのかな。 久しぶりにのんびりした一日でした。

南国ムードでいいですねぇ。

ザ・ホースシュー・ポイント(2002年5月)The Horseshoepoint
さて、先週待望の「フルムーンライド」に乗馬仲間と一緒に乗ってきました。 あいにく雨季でお月様も見え隠れする天候でしたが、 パイナップル畑やマンゴ園を横切り(といってもかすかな月明かりで見えない)、 田んぼのあぜ道を歩き、サイアムCCゴルフ場を横切り池のホタルを眺めながら、 なかなか飽きのこないコースで全行程約2時間半でしたが、とても楽しめました。 月夜の駆歩ってのもなかなかスリリングですね。 馬たちも、出発が遅れ夜の8時半のスタートとなりましたが、みんなとても元気で 月夜の静寂が好きなのか、へこたれることなく厩舎へもどりました。

聞けばここのオーナーは無類(タイ国屈指)の馬好きで趣味が転じて、このクラブ&ホテルを築いたそうです。オーナーの娘さんはチェリーさんといってタイの元女優兼国体選手、スペインあたりで修行してきたそうで、タイ人の馬場馬術選手の中ではトップクラスだそうです。それにしても、ホテル&馬場の建物に黄色の配色とはたいしたもんです。 所々に馬好きにはたまらない、フェチなアイテムが配置されておりオーナーの趣味がよくわかります。

24000u(約2.4ha=東京ドームの約半分)の広大な土地には以前は牧場だったと思われるステーブル址があったりして、 完璧ではないですが今後の展開が楽しみです。 場所はパタヤビーチから山側へ15分ほど入った所で、バンコクからは2時間ほどで行ける週末の乗馬ポイントになります。 うちも拓馬君と奥さんを連れて行きましたが、馬乗り以外もそこそこ楽しめるリゾートでした。 拓馬君は大喜びでしたが、ママは少し退屈だったかな。

ここの名物のホースショーも季節により開催されるようで、 ルシタノによる(演技はこのチェリーさん)演舞は一見の価値ありです。 ホテルの部屋から馬場へアクセスできるのもおもしろいです。 また、クラシカルライドとして経験者にはこのルシタノにも騎乗できるんですね。 仲間の一人が予約したけど一杯でした、残念。

隣にはなぜか三国志博物館が隣接しており、外乗に出る時は、ここの中国風の寺の脇を摺り抜けるのでなんとなく、三国時代の「劉備」か「曹操」にでもなった気分が味わえます。 クラブの建物は完全なヨーロッパ調なのにね・・

[津別ホーストレッキング研究会]