津別ホーストレッキング研究会（hirosa)

広さの単位について

津別ホーストレッキング研究会の牧場の全敷地面積は約８ヘクタールです。
そう言われてピンときますか？ちょっと広さの単位についてお勉強いたしましょう。

現在、日本では広さの単位として、平方メートル（㎡）、平方キロメートル（k㎡）、あるいは、ヘクタール（ha）、アール（a）という単位が使われています。伝統的単位として、坪（つぼ）、畝（せ）、反（たん）、町歩（ちょうぶ）があります。米国には、エーカー（Acre）という単位があります。

しばしば広い面積を表すのに『東京ドーム何個分』という言い方をしますが、ピンとこないのは私だけかな？そもそも東京ドームの広さって何平方メートル？何坪？何反？何エーカー？はたまた何アールでしょうか？我家の敷地や建物の広さ程度なら平方メートルでもまあイメージが掴めるでしょうが広大な面積となると平方メートルじゃあピンときませんねぇ。そんなこんなを書いてみます。

こんなことを考える人はけっこういるものですね。単位としての東京ドームなんていうページがありました。さて東京ドーム＝46,775㎡です。

平方メートル（㎡）、平方キロメートル（k㎡）については説明の必要はないですね。伝統的な単位として坪があります。まずこの坪とはどのくらいの広さかというと、分かりやすいのは畳の広さですね。団地サイズでない一般的な畳２枚分（正方形）が１坪です。

畳の縦横の長さは伝統的長さの単位”尺”が基準です。１尺≒0.303ｍです。畳の横は３尺≒0.909ｍ、縦は６尺≒1.818ｍです。畳１枚（半坪）≒1.6526㎡。畳２枚（１坪）≒3.305㎡です。普通は１坪≒３．３㎡として計算しますね。

さて、尺の上の単位として”間”（けん）があります。６尺＝１間です。貴方の家の廊下の幅はたぶん１ｍ程でしょう。実際は約９０ｃｍ、つまり３尺でしょう。廊下の幅が１間、つまり約１．８ｍあるなら、たぶん日本では豪邸の部類に入るのでは？

１尺≒0.303m
１間＝６尺≒1.818m
１坪＝畳２枚（正方形）≒3.305㎡　（畳１枚＝半坪＝３尺X１間≒1.6526㎡）

さて坪の上の単位について。１畝（せ）＝３０坪。１反（たん）＝３００坪。１町歩（ちょうぶ）＝１０反＝３０００坪。尺貫法がメートル法に変わってだいぶ経ちます。世代、本人または親の職業、育った地域、育った住環境によって広さを捉え（られ）る単位、またイメージできる広さも違ってきますね。わたし自身はメートル法の世代ですが、家の敷地や建物の面積は坪でないとピンときません。

私は、より大きな広がりをイメージするには、タンボの広さ１反を単位として１町歩を、
”ある広がり”としてイメージします。貴方の場合は㎡？坪？反？ヘクタール？町歩？

東京ドームですが、46,775㎡≒13,962.69坪≒46.5反≒4.65町歩 ということになります。
アール単位では46,774㎡≒467.7アール(a)≒4.67ヘクタール(ha)ということになります。

１a＝１００㎡≒30.25坪≒１畝
10a＝１０００㎡≒302.5坪≒１反
１ha＝１００a＝１００００㎡≒1.0083町歩
１Acre≒4046.8㎡≒0.4ha≒0.4町歩≒0.0865東京ドーム

１坪は１間X１間の面積です。タンボ１反は３００坪ですが、その縦横は３０間（１８０尺）X１０間（６０尺）です。メートルにすると縦横は54.54mX18.18mです。これって、馬場馬術の馬場（６０ｍX２０ｍ）に近いですね。馬場の縦横を１０％短くすると丁度、54mX18mですね。

さて米国、カナダ、NZ、オーストラリアなど外国へも、トレッキングに行きたいものですね。
かの地では ”牧場の敷地は何千エーカーにもおよぶ広大なものです” などとありますね。
たとえば、東京ドーム１００個分というと、約１１５５エーカー(Acre)になります。これは467ha（町歩）ってことになります。

東京ドーム１００個分というと、広いことは広いですが、ほぼ正方形の土地ということで計算すると一辺約2.2Kmです。小高い丘の上から眺めると、さほどのことはないかも？肉牛の牧場の場合、牧草のみによる放牧では１頭あたり１ha必要と聞いたような気もします。

とすると１１５５エーカーの牧場で飼えるのは４７０頭。もっとも、オーストラリアあたりでは、東京都と同じ面積の牧場など当たり前とか。東京都の面積は、２１８３k㎡（2,183,000,000㎡）です。東京都自体狭い地域ですが、2183k㎡≒539,412Acre≒215,765町歩（ha）となり、牧草豊かな土地柄なら飼える牛の数は２０万頭以上ということになり、これはちょっとすごいかも。

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