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道東馬旅：どさんこトレッキング牧場の巻

２０ん年ぶりの同級会、温根湯温泉に集合。かつての青年はそれなりの姿に変身したおじさんとなっておりました。(^^；温根湯に１泊、旧交を温めました。翌日は懐かしの北見を散策し白滝村へ。 同行は級友Ｓ氏。雄武町出身紋別在住。まずは現地確認。地元のお店で本田牧場を尋ね、即発見。宿泊用？バス、鶏舎、倉庫などを点検(^^；し、こんちは〜。翌日再度訪ねる旨告げて退散、旭川へ向かう。 シティーホテル泊。近くの映画館で「ホースウィスパラー」をやっていた。暗い客席へ入ると客はまばらだった。 映画自体は”許されぬ恋”といったものだが、モンタナの自然風景はそれなりに。さて館内が明るくなると、お客は若いカップルばっかし。(^^；　
おじさん二人仲良く並んで鑑賞いたしました。

The Horse Whispererのアドバイザーを努めたバック・ブラナマンは著書の中で、 あの映画は恋に落ちた相手が、たまたまホースマンだったというラブストーリーです、と語っています。

さて翌日はお馬さんです。

１９９８年秋１０月。牧場は山裾に広々と広がります。会員？の娘さんが散らばったドサンコ達を集めます。本日の相棒が決まりました。倉庫内には鞍もたくさん用意されておりました。さて馬装。Ｓ氏は道産子であるが馬にはまったく乗ったことがない。 おっかなびっくりよっこらしょっと馬上の人に。私も騎乗し二人してとことこと外へ。Ｓ氏はフルマラソンもするし、スキーのクロカンもやるが、なにせお馬は初めて。まず草地にてお馬の稽古。はい、右にまがって、こんどは左ね。はい、ぐーーっと止めて、はい、発進。てなことしばし、本田さんと３人で出発。牧場脇の舗装道路をしばし進む。牧場のなかを子馬が追いかけてきた。バ〜イ。舗装道路を外れる。しばし？川の脇を歩く。最近大雨があったようで大きな流木などが目立つ。さてここで川を渡る。Ｓ氏、ええ〜！なんて言ってたが、オッケーオッケー。

なんなく川を渡り向こう岸に、川岸をよっこっらっしょっと登ると広々と牧草地が広がっていた。Ｓ氏はとことこと歩いてくる。この広っぱでちょっと走ってみて舗装道路をしばし進み山の中へ。この先一人で走ってきていいよ〜というので、Ｓ氏と本田さんを後に駆け登ってみた。二人の到着を待ち３人で山道を歩く。ちょっと休憩。ここから熊笹を掻き分け掻き分け進むことしばし。すこし広くなった山道に出た。色とりどりの落ち葉を踏みながら、色とりどりの紅葉、針葉樹の緑、葉を落した落葉樹の姿も趣きが。そんななかをゆっくりと歩くのも格別である。そんな、実に美しい処だが、山の中ではある。かなりの斜面を下り上るところもある。Ｓ氏はひぇ〜！の声を押し殺してついてくる。まだ景色を十分に楽しむ余裕はないかもね〜。(^^；

それでも、こんな上り下りを何度かやっているうちに馬に任せて乗っていればオッケーというのが分ってきたようだ。(^_^)　そんな、美しいがＳ氏にとってはけっこう急な下りを長々と下ってきた。お〜やったねっ！とひとしきり絶賛！下れば上りですね。向うには真っ直ぐで急な上りがまっている。さあ、一気に駆け上がろうということ。本田さんが駆け上がっていった。私はＳ氏の様子を見ながらだったので一気にダダツーっと駆け上がれず、とＳ氏の馬が真っ直ぐ上らずこっちへ近寄ってきてドンとぶつかった。おっとっとっと私は落馬寸前、なんとか持ち直して上りきり、Ｓ氏はと見るとＳ氏もゆっくりと上ってきました。何度も言うようですが(^^；ここからのゆるやかな下りも実に実に美しいものでしたよ。山道をのんびり歩きます。蔦の絡まった倒木が道を塞いでいる。本田さんが強引に踏み越えよーと頑張るも絡まった蔦は切れず、私のナイフで太い蔦を切り、倒木をどけて脱出。小山の緩斜面に牧草地が広〜く広がるところへ出た。白滝の秋を満喫しながら歩いてきたので、こんどはここを一気に駆け上るということのよう。私の相棒はほぼ全速で駆け登った。本田さんも駆け登ってきた。と下を見るとＳ氏はのんびりと上ってくる。(^_^)ここでおじさん二人馬上で記念撮影。

牧場へ戻り、手製のソーセージ、ジャガバター、採りたて茹卵、新鮮なミルクをご馳走になる。ああ、美味かったー。さて訪問者名簿用ノートに記入でもとノートを開くと何と知った名前が。Ｓ嬢である。我々の直前に来ていた。Ｓ嬢とは数年前、十勝で２日間一緒に乗った。その時Ｓ嬢は鶴居村のどさんこ牧場から十勝へ移動して来たのだった。その時はもう１人、Ｋ嬢が来ていた。Ｋ嬢は十勝の後、鶴居村へ行くと一人旅立って行った。Ｓ嬢はその後も何度か、どさんこトレッキング牧場へ来ているとか。ねぇ、本田さん。(^_^)　Ｓ嬢は和種が大好き。その後会っていないがお便りをいただいた。春夏秋冬、北海道へ来ているとのこと。こんなに気に入っていただいて、うれしいじゃありませんか！　さて、本田牧場を後にＳ氏の住む紋別へ向かう。翌朝は午前５時起床、雄武町沢木へ。彼の実家の船に乗せてもらって「秋味の定置網」の網上げを見学させてもらった。昔から魚も大好き。東京を引き払った際は漁師になるか馬方になるか迷うところではある。(^^；　さて紋別では紋別オホーツク新空港が建設途上にあった。空港利用者を増やすべく私も空路札幌へ飛んだのでした。

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