ソックス
ミッキーの子 (♂) 中間種(2003/6撮影)

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子馬物語
6/6の朝10時に牧場に行く!! 昨日は道路側の牧区に馬達が草を食べているか 草架の周りで乾草を食べてたのです。 しかし・・・・・ 今日は何処にもいないのです。 もう一度片桐さんの家のとこ迄戻り確認です。 やはりいません。 上に上がってみると右の上の草地にいるではないですか。 なんでこうなるの!!ブツブツ云ってゲートを見てみると 線が切れています。 仕方なく線を繋ぎ、帰りかけた時・・・・・・

ゲートの左側に小さな馬のような足跡がありました。 これは美濃が線を切って中に入ったためかな? それとも漏電していて馬が逃げたのかな? ペンチを持って点検です。 いつも線が外れているのは、右側の下の草地です。 白樺の前から右に順を追って見て行きます。 時には手で触って見るとビリビリ来ているのに・・・なんで?

約半周して上の草地と下の草地の仕切りに来た時、 見たことも無い栗毛の子馬がいるじゃないですか!! なんで?.... そう云えば、さっきミッキーのお腹が少し小さいなと感じつつ、 馬の脱走事件に着手していました。 それと脱走事件と子馬も関係があったのですね!!

馬方の推理です。 昨夜8時頃、ミッキーは子馬を産みました。 ミッキーは丸馬場で子馬を産みました。 子馬は、乳を1回か2回飲み、よろよろと電気牧柵の線を潜り パドックに入ってしまいました。 そこに入ると、お世話好きのスズさんがいたり、 興味本意のラッキー、ムーミンなど2才馬たちがいたりで、 パドックは大わらわです。 一方、ミッキーは、周りが電気牧柵の線のため 手も足も出ません

パドックでは、ああでもないこうでもないと言いつつ、 例のゲートのとこ迄来て、子馬が上の草地に入ってしまいました。 これを見ていた鈴ねーさんが、アッ危ない、助けなければと、 ビリビリ来るのを耐えながら・・・・・ あっ足に絡まってしまった!ポッキーさ〜ん、助けて〜.... と、まあこんな調子で開いたのは良いが、 乳が出るわけでもないのでオロオロするのが関の山。

又、ああでもないこうでもないと云いつつ、 2才馬達は草を食べはじめ、 子馬は段々奥に行き、また線を潜り、下の草地に来ました。 そこに馬方が....ぶつくさ云いながら通りました。 然し、この頃になると子馬の足もしっかりしていて、 馬方の後ろからしっかり歩いて付いて来るではないですか!! 思わず馬方は、母馬になったかのように、子馬に 優しく話し掛けながら、「こっちだよーこっちだよー」と くり返し話しかけます。

そうして、やっとの事でミッキーのとこ迄連れ帰りました。 しかし、この子馬、乳のある場所を未だ覚えていません。 ていうか、長い時間、乳の出ない馬達と接していたので、 あたりかまわずチュウチュウとやっていたのでしょう。 ミッキーの前足のとこでチュウチュウ? 仕方ないので子馬をミッキーのお乳のところまで迄誘導して、 ひとくち又ひとくちと....然し奥の乳房を吸いません!!

でもまあーいいか!! 鞍の手入れをしている時、チュウチュウと力強い音が 聞こえてきたのでやっと安心しました。 おもわず5年前の「スズの子馬事件」を思い出しました。 知りたい方は、事務所にある古い馬日記を読んでみて下さい。 完

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